香港の夜を楽しむなら、外せないのが「テンプルストリート(廟街)」
ネオンがきらめく夜市には、地元の人々に愛される屋台グルメがずらりと並び、旅行者にとっても食の宝庫です
点心や海鮮料理、スパイシーな炒め物まで、ここでしか味わえない本場の味があなたを待っています
この記事では、テンプルストリートで絶対に食べたいおすすめ屋台グルメと、楽しみ方のコツを徹底紹介します、ぜひ最後までご覧ください
テンプルストリート(廟街)ってどんなところ?

- 場所:九龍・油麻地〜佐敦エリアの廟街一帯、アーチのあるJordan Road(佐敦道)側の入口からが屋台密集ゾーン
- 雰囲気:吳松街臨時熟食小販市場という円筒形の建物内に多くの屋台が入る場所に夜になると人が集まりだし、ワイワイと盛り上がります
- 営業時間の目安:屋台は概ね23:00までで、雨天・台風時は変更あります
屋台グルメ特集:具体的な店名&必食メニュー
※価格は変動しますので目安として捉えてください。なお混雑時は相席・待ち時間あり
興記菜館(Hing Kee Restaurant)|炭火が香る香港風の炊込みご飯

炭炉でオーダーを受けてから炊き上げるスタイルが名物の「煲仔飯(ボウジャイファン)」、鍋底のお焦げまでがご馳走
テンプルストリートのクレイポット(煲仔飯)の代表格として観光ガイドにも度々紹介される定番店です
必食メニュー:北菇滑雞煲仔飯、臘味排骨煲仔飯、白鱔煲仔飯
廟街香辣蟹(Temple Spice Crabs)|名物の香辣蟹で“避風塘”スタイルを堪能

香港の屋台(大牌檔)文化の真髄を体感できると言われる人気店、レビュー評価は低いですが屋台料理としてはまったくそんなことなく、美味しいと思います
必食メニュー:香辣蟹
榮發大排檔(Wing Fat Seafood)吳松街熟食市場の名店

吳松街の熟食市場(Woosung Street Bazaar)内にある広東海鮮系の大牌檔(ダイパイドン)
レビューで賛否両論あるものの、“屋台”らしい熱気、雰囲気はかなりの魅力
連日夕方にもなれば、多くのひとで賑わうテンプルストリート随一のお店!
必食メニュー:椒鹽鮮魷、蒜蓉粉絲蒸蝦、乾炒牛河、海鮮炒め各種
源記海鮮飯店(Yuen Kee) 吳松街熟食市場の人気海鮮店
夜は行列ができる、海鮮の鮮度と鑊氣で地元客に支持される屋台が並ぶなかでも人気店
必食メニュー:椒鹽魷魚、避風塘炒蟹、涼拌潮州前菜
蛇王新(Ser Wong Sun)|寒い季節は“蛇スープ”で温まる

必食メニュー:蛇羹(スープ)、臘味糯米飯(チマキ)、亀ゼリー
蛇スープはイメージよりも食べたらあっさりしていて美味しいです、体を温める効果あり
点心到(Dim Sum Here)|夜も点心、50種超の“蒸したて”

注文後すぐに蒸して提供してくれる手づくり点心を庶民価格でいただける点心専門店
屋台歩きの合間に点心を挟んで休憩もアリです
必食メニュー:黒金流沙包、欖仁馬拉糕、銀蘿腸粉、籠仔蒸飯
テンプルストリート屋台ゾーン(アーチ付近)
入り口のアーチ近くにある懐かしの屋台が並ぶ常設ゾーン
観光客向けではありますが、“懐かしスナック系”は見ていて面白いです
営業時間は14:00〜23:00が目安
必食メニュー:カレー魚蛋(フィッシュボール)、串焼売、煎釀三寶、碗仔翅(フカヒレもどき)、各種ジュースなど
屋台グルメの歩き方|失敗しない5つのコツ
- ピーク時間に狙いを定めましょう:20:00〜23:00が最も活気あって楽しい。混雑回避なら夕方早めの入場しましょう
- 海鮮は“指差し”&量確認:水槽から選ぶ店では重さで価格が上下します。時価の表示に注意
- 支払いは現金メイン:オクトパス対応も増えたが屋台は現金のみのお店もあります
- 相席は“香港標準”:満席時は相席が普通なので荷物等で占拠しちゃだめ
- 衛生面に気にしすぎない:生ものは信頼店で、気になるなら熱々提供の炒め・蒸し料理を
- 混雑時の導線:佐敦道近くのアーチ側から屋台ゾーンを抜け、Woosung Street市場へ回遊すると、軽食→本格海鮮の流れで効率的
アクセス
- MTR 佐敦(Jordan)A出口→彌敦道を北上し、甘肅街から廟街へ。入口のアーチや提灯が目印
- MTR 油麻地(Yau Ma Tei)C出口→文明里経由で廟街南側へ。Dim Sum Here/蛇王新方面から攻めるのも◎
まとめ
テンプルストリートは、屋台の軽食、大牌檔(屋台)の本格海鮮の二段構えで楽しむのがコツ
香港の熱気と庶民文化を一夜で体験できます
アーチ前の28屋台ゾーンは“つまみ歩き”、呉松街市場は腰を据えてしっかり満喫
この順路なら、旅の時間対効果も最高にできるコースだと思います

