【香港株 高配当銘柄】HSBC holdings(00005)をご紹介します

Money accumulating with clock 香港

香港株の中でも、ひときわ国際色の強いのがこちらHSBC (Hong Kong Shanghai Banking Corporation)で、その知名度の高さと安定した収益、株価、そして何より高い配当利回りで個人投資家さんの注目を集めてきました

今回はそんなHSBCについて、会社の詳細やファンダメンタルを振り返りつつ、今後の展望について一緒に考えてみたいと思います

当然ながら、読者の皆様に購入を勧めると言うものではありませんが、銘柄選びの参考に、また株に興味のない方でも、そういう会社があるのか、と関心を持っていただけるだけでありがたいです

なお、株価や各指標は刻々と変化するため、必要な最新値のご確認はご自身の目でご確認いただければと思います

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HSBCの配当利回り

配当利回り(予測値、年換算)は7.64%です

なお前回(2023年12月)の1株あたりの配当は、1.545USDで、23年通期としては3.030USD。四半期毎の決算発表で、四半期毎に配当があります

昨今、香港株の中では銀行株は比較的高い配当利回りですので、この7%台がそれらの銘柄を比べて一概に高いというわけではありません

それでも、7%と言えばかなりのリスクといえますが、株価はレンジの中で安定傾向。配当はリーマン時とコロナ期に減配していることもありますが、それらを除けば増配を続けていますので、ゆっくり構えてIncome Gain狙いでいきたいです

気になるファンダメンタルズ

そのほかで気になるファンダメンタルズは以下の通り

PER(株価収益率)6.98倍、PBRは0.91倍と 双方とも若干低めな印象ですがあまり気にならない範囲

ここ数年は売上、純利益を伸ばしているのは評価でき、23年は過去最高益でした。

一方、出資先の中国の銀行の評価損が響き、金利引き上げによる収入増をかき消している状況

足元では、23年4Qの売上は対前四半期で5.9%減少、純利益はマイナスに転落しています

HSBCとはどんな会社?

1865年に英国人の手により香港と上海で銀行業務を開始したことが原点になっている。当時、中国・アジアで得た利益を本国である英国に送金するための銀行として機能した

香港の大手銀行である恒生銀行(ハンセン銀行)も傘下においており、香港の紙幣の発券銀行4つのうちの一つです

グローバル展開が特徴で、発祥の地である香港を中心に世界62カ国・地域に拠点を置き、ほぼ全世界でリテールおよび法人向け営業を行う銀行として君臨している

時価総額では、アメリカのシティグループ、バンク・オブ・アメリカに次ぎ世界第3位です

今後の展望と期待

株価としては、30〜50ドルの範囲で上下に動く程度で割合安定していますので、下手に高値で掴まないように気を付けながら、あとは高利回りの配当を狙ってじっくりホールド戦略でいいと思います

余裕があれば、株価が下がったら買い足し、利回りが落ちてきたり減配したら少し売るなど柔軟な運用でもいい。でも5%以上の利回りがあるなら動じないで基本はホールドで良さそうです

アメリカの金利引き上げの影響で金利収入が増えているので、逆に金利引き下げに転じた時と、今後中国の不動産不況が一段と顕在化した際には、影響をモロに受けることは想定しておきたいです。銀行株の宿命ですね・・・

総合的に判断すると、ここ1〜2年程度は気持ち多めに抱えてみようかと私は考えているところです

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