【香港株 高配当銘柄】Giordano International(709)をご紹介します

Money accumulating with clock 香港

香港の高配当株を少しづつご紹介していきます。今日はまず初めに、アジアを中心にカジュアルウェア、アパレルを展開するジョルダーノをご紹介します

一般的に中国・香港株はボラティリティ(株価の変動)が大きいです。また最近時の中国市場の不透明感もあり市場全体が低調です。そんな中でも、中国マネーを惹きつけているのが高配当銘柄です。

もし香港株を購入できる環境にある方なら、ぜひ銘柄選びの参考にしてみてください。ただし当然ながら株投資になりますので、最後のご判断は各自の責任でお願いします

また投資そのものに興味のない方も「そういう世界もあるのか」と読んで頂くだけでも嬉しいです

なお、各数値は、記事作成時の4月16日現在です。最新値は刻々と変化しますのでご確認ください

ジョルダーノの配当利回り

4月16日現在、予測値ですが配当利回りは15.56%です。

まれに10%越えの銘柄もありますが、15%台は破格です。日本ではこの水準はほぼ見られません。

ただしここ数年は配当性向が100%越え、23年は配当性向が141%にも達していますので、利益の1.4倍の配当を出していることになります。当然ながらこの高利回りがこの先もずっと長続きはしないでしょう。

実際、次回5月の配当は昨年比で減配予定です

しかしこれまで配当金を4期連続で増配していたのは好感しています

気になるファンダメンタル

先ほどの配当性向が気になりましたが、そのほかをご紹介します

PER(株価収益率)は10倍前後で推移していますが、23年12月期は9.14倍と少し元気がないです

PBRは1.37倍と、安すぎず高すぎずの買っていいと思える水準です

ここ数年は営業利益率が10%を超えているので、比較的に良い収益性と言えると思いますが、直近で売上や粗利が落ちているため株価が低い状況とみています。

また、長期負債が少ないため、体力的には身軽な体質といえます。

ジョルダーノはどんな会社?

日本ではブランド展開していませんが、アジア圏内ではカジュアルウェアブランドとして一定の知名度があります

1981年創業で、現在売上で言うと、インドネシア、中国、中近東、香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアと続いてポリ、2600店舗以上を経営しています。かつては中国と香港が主な市場でしたが、近年では中近東が大きく伸ばしています

かつてユニクロの柳生氏がジョルダーノに教えを請うたことでも知られ、シンプルで飽きのこないデザインの服が多く、値段も手頃で丈夫なので若年層〜ファミリー層まで幅広く人気があります

昨今では上記のユニクロに圧倒され、最近ではSHEINなどの影に隠れているものの、流行に敏感でない層が手軽に買えるのが強みに止まっているが、2024年に経営層が刷新されたことで今後の改革が期待される

よろしければサイトも覗いてみてください

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今後の期待と展望

売上が急拡大したりは期待できませんが、アジア全体をうまく取り込んだ戦略で着実な売上と一定以上の利益率がありますので、今の高利回りが大きく下がることはないと考えています

ジョルダーノは半期毎に配当があり、2024年5月は1株あたり0.135 HKDを支払う予定で、配当基準日2024年5月29日、権利落ち日が5月28日、配当支払日が6月14日です。

1株あたりの配当が0.135 HKDとなると昨年23年(0.150)よりは少し下がります

多少の減配は織り込んでも、10%近い利回りが期待できそうですので、数年単位で持ち続けたい銘柄の一つです

むしろ中国経済に引きづられて株価が低調気味の今 配当狙いで多めに仕込んでおくのも悪くないと考えていますが、もし24年から刷新された経営陣による配当政策が変わったら、保有を続けるか悩みます

なお、その他香港株と同様ですが株価が大きく上下に動きますので、買うか買わないか、いつ買うかはご自身の目で見極めてください

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