香港の気候の特徴とおすすめの服装をご紹介します

香港は日本とは異なる独特の気候があり、一年を通じて温暖な海洋性亜熱帯気候が特徴で、夏が長く、比較的服が短いです

春と秋は割と温暖で過ごしやすいですが、台風シーズンとも重なるので注意が必要です

海に面していますので、真夏でも最高気温が熱くなりすぎない（30度強）のが良いですが、湿度が高いので日中の屋外での長時間の活動は厳しいものがあります。

また同じ湿度の関係で、冬も気温がさほど下がらないにも関わらず（10~15度）、骨に染みるような寒さを感じます

この記事では、香港の気候と特徴を整理してお伝えすることで、観光や日常生活においてそれぞれの季節に適した服装のヒントにも触れていきます

香港の気候

まず香港の年間を通じての気温と降水量は以下の通りです

3月から5月は平均気温17度〜26度で湿度が多く霧のような雨も多いです

4月頃から雨季に入り、特に朝晩に霧が多く発生します

6月〜8月の夏季は、気温が高く平均気温27度〜30度ほど、湿度が非常に高く90％を超える日が続きます

真夏に入ると晴れの日が増えて湿度が落ち着きますが、この時期は、台風や熱帯低気圧の影響を受けるため、豪雨や集中的な降雨が起こることがあります

スマホの気象情報や地元の気象台の情報を参考にしてタイムリーな情報収集を心がけましょう

9月〜11月の秋季は、平均気温は18〜27度で晴れの日が多く、一年を通じて最も過ごしやすい季節です

９月はまだ台風が残っているので注意が必要ですが、それが収まってくると天気の急激な変化が減り安定してきます

気温・湿度が収まってくるに伴い、夜景も綺麗に見えるようになりますよ

12月〜2月は平均気温16度〜18度で、日本の厳しい冬に比べれば総じて暖かくて過ごしやすく、ジャケットやパーカー、軽いコートくらいで大丈夫です

ただし、２月の春節ごろは気温こそ日本より高いですが体感の寒さでは日本よりも厳しいので気象情報のチェックが必要です

香港天文台では、台風や大雨、各種天気予報、海水温度などの情報も提供しています。アプリもあり、随時情報を提供していますので、ご活用ください　公式サイトはこちら。

香港在住者にとって必須アプリと言っても過言はないでしょう。旅行者にとっても便利です

日本の気象台にあたる香港天文台が発表する「台風シグナル」があり、発表されますとテレビやスマホの情報で入手できます。

段階は1〜10まであり、シグナル１、シグナル３、シグナル８、シグナル９、シグナル１０の順にその強さが表示されます

台風シグナルは比較的早めに計画的に出されることが多いので、事前に行動に移せますから、できるだけ情報をとるようにしておきましょう

大雨警報は1時間あたりの降水量に基づいて発表されます

多く危険度が高い場合に発出され、以下の３種類となります

黄色雨（Amber）：1時間に30mm以上の雨
赤雨（Red）：1時間に50mmの雨で発出されます。かなりの集中豪雨で、外にいると一瞬でズブ濡れになります。学校や幼稚園が休みになることがあります
黒雨（Black）：1時間に70mm以上の激しい雨が予想されると発出されます。台風のシグナル８同様の警報内容で、交通機関の運休が始まります。会社はクローズ、学校もお休みに。非常に危険な状況ですので建物の外に出るのはやめましょう

感覚的には、黄色はまだ外に出られますが、赤・黒は外に出られません。

赤・黒が出されますと、昼なのに暗く日本では想像できないような滝のような大量の雨が降ります