毎年中秋節になると、香港島の大坑では「火龍」が通りを練り歩くことで活気づきます
月餅を食べて月を愛でるだけでもいいですが、同時期に毎年開催されるお祭り「大坑舞火龍」をご紹介して、中秋節のお出かけ先としてのチョイスが広がればと思います
大坑の「舞火龍 Fire Dragon Dance」とは何か
香港島の銅鑼湾から程近い大坑(Hai Hang)で行われますこのお祭りは、19世紀に住民が団結して疫病退散の儀式を踊ったことに由来しており、今でも地域に根付いた伝統として連綿と続けられています
2011年に香港無形文化遺産に認定された、1万本以上と言われる線香で作られた高さ67メートルの火龍は、300人の演者に率いられ、香港のこの地区で大切にされてきた昔からの慣習を目撃しようと、引き続き大勢の人が集まります
龍は「龍珠 Dragon Pearl」と呼ばれる2つの光の球(実際は文旦に多数の線香が挿されたもの)に導かれますが、この球が勢いよく回転、動き回ることで輝かしい光景を作り出します
2024年の開催情報
2024年は9月16日(月)から18日(水)まで開催されます
- 16 September 2024 (Mon), 7:30–10:30pm
- 17 September 2024 (Tue), 7:30–11:30pm
- 18 September 2024 (Wed), 7:30–10:30pm
主な見どころは、大坑エリアの浣紗街(Wun Sha Street)や銅鑼湾道(Tung Lo Wan Road)になりますが、大坑の細い道にも練り歩く様子も壮観です
詳しくは大坑火龍文化館のHPをご参照ください
最寄駅はMTR天后(Tin Hau)駅です
期間中は大勢の人で賑わいますので、時間とご予定に余裕を持っていただくことをお勧めします