イギリス統治下の影響もあり、また欧米人が多く暮らしていることもあり、街中にはビールを飲ませるバーやタップルーム、パブが多くあります
フットボールや競馬のTVをつけながらワイワイと飲んでいるグループや、夕方の早い時間からおひとり様時間を楽しむ紳士などもおり、日本とは違う雰囲気を感じられます
旅行で美味しいものばかりを食べられても、あと一杯どこかで引っ掛けながらおしゃべりしたい、なんていう方や、地元のビールが楽しめるところはないかな、とお探しの方もいらっしゃると思います
この記事では、そのようなニーズを持つ方にきっとお役に立てる、参考になるお店をピックアップしてご紹介したいと思います
九龍側と香港島側とエリアで分けておきましたので、ご希望に近い場所でお気に入りのお店とビールを探してみては如何でしょうか
それでは最後までご覧ください
Kowloon Area
Kowloon Taproom 【TST】

まずは香港の観光の中心地である尖沙咀のバー街であるAshley RoadからこちらのKowloon Taproomからご紹介したいと思います
駅やフェリー乗り場から徒歩3分程度の距離にある絶好のロケーションもいいですし、何より香港のローカルビアも10種以上取り揃えているのが特徴
香港らしさを備えながら、どこかイギリスのパブを彷彿させる内装や音楽もおすすめ
パブを愛する通な方から、軽く香港のビールはどんなかなと気軽に入るにも幅広い方にウケるお店です
NED KELLY’S LAST STAND 【TST】

上で書いたKowloon Taproomと同じAshley RoadにあるNED KELLY’S LAST STANDは、入り口がなんとも入りにくい雰囲気を出していますが、ここは香港のビアバーの源泉とも言える場所
同じロケーションにお店を構え、なんと1972年以来50年以上に亘り、香港のビール好きを楽しませてくれています
当然ながら常連のお客さんも多く、自然と家族のような雰囲気に包まれたお店です
夜はジャズをメインにライブ音楽も楽しめますが、ハッピーアワーを使えばかなり安く昼間から飲めるのもここのいいところ!
Tipsy Tap 【TST】

世界の20以上のタップビアを提供してくれるビール好きには堪らないお店がこちらTipsy Tapです
注ぎたてのシズるビールと、美味しいスナックの組み合わせでご機嫌なひと時を過ごせるのは間違いなし
香港科学館の方面に行った程よく人混みが少ない穴場エリアで居心地のいい雰囲気です
もちろん安いビールではないのですが、雰囲気と料理を総合すればやっぱりコスパいいリピートしたくなるお店です
Zhang Men HK 掌門精醸啤酒香港 【TST】

元を辿れば台湾のブリュワリーですが、自社ブランドに限らず香港のローカルクラフトビールや世界のビールも幅広く提供してくれるビール好き必見のお店がこちらのZhang Menです
奥に伸びたバーカウンターが特徴的ですが、全体的に木材、レンガを基調にしたシンプルな内装の店内には本物のビールファンたちが集まります
多くのビールを提供してくれますので、どれにしようと迷ったら「Beer Platters」で少量でいくつかを試してお気に入りを探すのがおすすめです
「Optional」ならご自身のお好きなものを選べますし、「House」ならお店がベストチョイスで提供してくれます
TAP: The Ale Project 【旺角】

2014年にオープンしたYoung Master(少爺)によるTAP – The Ale Projectは九龍で初めてクラフトビールに特化したバーの一つです
IPAなどの伝統できな定番ビールから、レモンライムソーダに塩ライムを注いだ人気のローカルドリンクなど、10年以上経った今でも最高のビアバーです
18のローカルビールのほか、輸入ビールのタップが備わり、いい意味で飾り気のない無骨な内装はかえってビールを片手にひと時を過ごすのに向いています
サイドメニューのおすすめはToasted Gaiで、ビールと合うのでおすすめです
Moonkok 【旺角】

旺角のほか、チムシャーチョイK11やセントラルにも店舗を構えるMoonkokは、中国の伝統的な寺院や茶室をイメージした内装の中で、ローカルクラフトビールを提供してくれます
オープンエアのカウンターバーのほか、店の奥にはテーブル席もあり、気軽に入りやすいのもいいところ
さらに嬉しいのはハッピーアワー(午後4〜7時)にはドリンク全て20%オフで飲めるんです
英国系のパブの雰囲気でなく、せっかくなら香港の雰囲気の中でビールを楽しみたいというご希望なら、こちらMoonkokの一択で決まりです
Hong Kong Island
Yardleys Taproom 【中環】

Yardley Brothers Craft Breweryによる直営タップルームで、自慢の14種類のビールをタップで提供してくれます
定番のスタウト、ラガー、エールをはじめ、樽で熟成させたビールもありビール好き納得のタップバーです
平日でも早めの午後3時からオープンします(土日はお昼から)ので、明るい時間からリラックスタイムを始めることもできます
Blaze Craft 【中環】

セントラルの大館のそばHolleywood Road沿い(ミッドレベル・エスカレータの下)にあるBlaze Craftは、スペインをテーマにしたバーで、世界中のクラフトビールの中から定期的に品揃えを変えてくれます
さらに木曜日の3〜7時には、生ビールのサイズを無料でサイズアップしてくれるため、近くのビール好きの常連客を惹きつけています
よくある英国系パブや、香港ローカルバーと違い、スペインテイストの料理があるのもお気に入りの点で食事も楽しみたい方にぴったりです
Ho Lan Jeng 何蘭正【中環】

香港内で醸造されたビールの種類で言えば、こちらHo Lan Jeng(何蘭正)をおすすめします
他のお店ではなかなか見ることがない銘柄も取り揃えているので一通り香港ローカルビールを飲み終えた通の方や、1箇所で一気に香港ビールを堪能したい方にはピッタリです
フードメニュも秀逸で、長時間じっくり調理されたイベリコ豚のチャーシュー、ゴールデンクリスピーチキンなど広東料理を現代風に解釈した定番料理が揃っています
無機質なコンクリートとレトロなネオンが特徴的な内装が独特の雰囲気を醸し出しており、特別な夜を演出して記憶に残るお店になることでしょう
Craftissimo 【上環】

世界から300種類以上のビール、シードル、カクテルを揃え、その品揃えで群をぬくこちらのCraftissimoは酒屋の顔を持つバーです(むしろ酒屋の方がメインか)
その種類に目を奪われてしまうのですが、同時にYardley BrothersやYoung Masterなどの香港ローカルのタップビールを提供してくれます
店の脇にある座席スペースで店内で選んだ冷えたビールを早速味わいましょう
セントラルSOHOエリアや、上環のおしゃれなエリアからも徒歩圏内の便利なロケーションも◎
Hoppy Junction 【湾仔】

ローカルのクラフトビールを夕方から楽しむのにベストなお店がこちら、Hoppy Junctionです
湾仔のトラムが走るJohnston Roadと、大通りのHennessy Roadが交わるあたりに店を構えており、営業時間は午後2時ごろから深夜12時までです
香港のローカルクラフトビールを中心に、幅広い種類を提供しており地元のビール愛好家に愛されています
3時から8時まで”Hoppy” Hourがありますので、何種類かのローカルビールを試したい方におすすめです
Second Draft 維園 【銅鑼湾】

上でも紹介したTAPの姉妹店にあたる、Young Master(少爺)によるビアホールがこちらSecond Draftです
銅鑼湾のおしゃれエリア、Fashion Walkにあり、平日は15時から深夜12時まで(土日は昼12時から)空いていますので、銅鑼湾で買い物や観光、食事された後に一息入れたい時に使いやすいロケーションです(以前は大坑エリアにありましたが移転)
Young Masterを中心とした20を超えるタップビールのほか、洋食風にアレンジされた中華系スナックもぜひご賞味ください!
Other area
The Beer Shack 【ラマ島】

Yardley Brothersの運営するもう一つのお店がこちらラマ島にあるThe Beer Shackです
島の北西にある榕樹灣フェリーターミナルからいくと近いです
Yardleyの醸造ビールと合わせて、ハンバーガーやスナックも一緒に注文すれば、完璧なリラックスタイムが完成です
Momentai 無問題 【西貢】

西貢の海沿いに並んだ海鮮レストランを通り抜けたところにあるこちらのMomentai(無問題)でも香港ローカルのクラフトビールを味わうことができます
クラフトビールのほかに、ハンバーガーやタコス、ケサディージャ、ブリトーを出してくれるので、一緒に楽しみたいところです
まとめ
ここまで14店のおすすめタップバーをご紹介しました
狭い香港の中にもこれほど多くのビール醸造所があることに驚きますが、せっかく香港にいるのでそれらを味わおうと思うと、どうしてもこのようなタップバーを外すことができません
ロケーションも大事ですが、店内の雰囲気が大事だと私は思いますので、皆さんのお気に入りの雰囲気のバーがこの記事から見つかれば嬉しい限りです
今後もし気に入ったビアバーが見つかればこの記事に追加していこうと思います
では