【香港株 高配当銘柄】中国海洋石油(CNOOC, 883)をご紹介します

Money accumulating with clock 香港

ここ数年は調子の悪い中国関連株の中で、パフォーマンスの強さが際立ったのがこちらCNOOC (中国海洋石油有限公司)です。日本ではあまり知られていませんが、エネルギー領域で比較的安定した成長を見せる株価、比較的安定した収益、高い配当利回りで注目されている方も少なくないかと思います

今回はそんなCNOOCについて、会社の詳細やファンダメンタルを振り返りつつ、今後の展望について一緒に考えてみたいと思います

当然ながら、読者の皆様に購入を勧めると言うものではありませんが、銘柄選びの参考に、また株に興味のない方でも、そういう会社があるのか、と関心を持っていただけるだけでありがたいです

なお、株価や各指標は刻々と変化するため、必要な最新値のご確認はご自身の目でご確認いただければと思います

CNOOCとはどんな会社?

1982年2月に北京で設立した中国の石油開発大手の一角で、大手4社のうち最も古い(その他3社は、ペトロチャイナ、シノペック、シノケム)

1999年に子会社であるCNOOC Limitedが香港で設立されると、2001年には香港株式市場、ニューヨーク株式市場に上場している。香港ハンセン指数の構成銘柄となっている。株式として購入しているのはこちらです

海底油田の探査・開発、原油と天然ガスの生産・販売を手掛けています川上事業に強みがある、渤海湾や南シナ海など中国近海のほか、インドネシアやナイジェリア等でも展開し、さらには海外買収にも積極的である

同社の石油・天然ガスの総生産量に占める天然ガスの割合を35年までに50%に引き上げる計画。現在は天然ガスの割合は2割ほど

Free Gulf Natural Gas Rig photo and picture

注目のファンダメンタル

配当利回りは、6.58%(予測値)、配当性向は43%(直近12ヶ月)

PER株価収益率は、6.60倍で少し低い

2020年から22年まで売り上げが拡大していたが、23年で天井にあたり利益も減少。直近24年1Qは生産量の回復とともに業績も回復したようだ

ここ5年フリーキャッシュフローがマイナスになったことがない

ただ、22年から配当が上がって今の高利回りの位置付けで、過去から継続的な高配当であったわけではないので、将来の業績の見通しによっては減配は織り込む必要がある。

そうした時にどういう対応をとるか、あらかじめ想定しておきましょう

今後の展望と期待

足元の生産量が想定を上回っていること、2024年1Qの決算も良かったこと、これらを受け複数の金融機関が目標株価を引き上げていることもあり、24年の展望としてはまだ大きく下げることは考えにくいです

また世界のエネルギー価格の上昇の背景となる政情不安のリスク、ドル高基調がまだ続きそうな気配を考えると、慎重さが必要なもののまだ強気で買いに行けると思います

ただ、原油急落の可能性については注目して大きな損が出ないようにモニターしましょう

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