日本とは段違い!今でも多大な影響力を誇る香港の4大不動産の創業者をご紹介します

香港

第二次世界大戦の後から台頭し、香港でビジネスを成功させ「香港ドリーム」を体現した創業者たちがいます

この記事では、現在も大きな影響力を持つ香港4大不動産会社の創業者をご紹介します

香港で暮らしていれば必ず何らかの形で関わらざるを得ない影響力は、どこか浮世離れしているようですが、何かしら参考になることもあるかと思い、調べてみましたのでご参考にしてみてください

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新鴻基地産発展 郭炳湘

郭炳湘(Walter Kwok)は、新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ)を率いた香港の大富豪の一人で香港の実業家ファミリー「郭氏3兄弟」の長男です

ご本人の郭炳湘さんは2018年にお亡くなりになっていますが、2018年フォーブス誌による富豪ランキングで世界199位、香港10位となっています

香港の起業家であり、新鴻基地産発展のほか、帝国集団の創始者であり、九龍巴士の董事、そのほか数々の企業の取締役を務めるなど香港を代表する富豪の一人です

純資産は240億ドルにも相当すると言われています

長江和記実業 李嘉诚

李嘉誠(Li Ka Shing)は戦後にプラスチック造花「ホンコンフラワー」でヒットした後、不動産業に転じ、1967年の香港暴動で暴落した土地を買い漁り財を築いた香港随一の大富豪です

長江実業有限公司を創業、1979年に和記黄埔(ハチソン・ワンポア)、1985年に香港電灯を買収して規模を拡大

2008年フォーブス誌の世界富豪番付で11位にランクインしています

恒基兆業地産 李兆基

李兆基さんは、中国・広東省出身、香港の不動産大手 恒基兆業地産(ヘンダーソンランド)の創業者で香港の経済を支えた経済人のひとり

1973年に恒基兆業を設立し、中環(Cental)の国際金融中心(IFC)、將軍澳(Tseung Kwan O)の新都城(Metro City Plaza)、北角(North Point)のAIA Towerなど多くの不動産物件の権益を所有している

そのほかにも、40年以上にわたってガス(中華煤氣)やフェリー(香港小輪)、ホテル(Miramar Hotel)など複数の上場企業を持つグループを率いた

フォーブス誌によると、2019年の長者番付で資産300億米ドルとアジア有数の大富豪

投資も凄腕でバフェットのように多くの優良株を保有していたことから「香港のバフェット」と呼ばれる一面もあった

新世界発展 鄭裕彤

鄭裕彤さんは中国広東省の出身

戦後、現在の周大福珠宝集団での奉公から身を起こし、同社を宝飾品販売大手に育てる一方、1970年に新世界発展(ニューワールド・ディベロップメント)を創業した

香港・中国本土で不動産、インフラ、百貨店など事業多角化を進め、新世界発展グループは香港の大手財閥の一角を占め、裕彤氏自身も香港有数の大富豪だった

新世界発展グループの傘下には、新巴(ニューワールドファーストバス)、城巴(シティバス)、北大嶼山巴士(北ランタオバス)、新渡輪(ニューワールドファーストフェリー)、大老山隧道(大老山トンネル)などがある

ニューワールドは一流物件を次々に落札し、特に特筆すべきは、70年にチムサーチョイ・イーストドックの跡地を仲屋やグループから買収しリージェント・ホテルやショッピングセンターを開発、その後84年の香港コンベンション・アンド・エキシビジョン・センターの開発がある

まとめ

4大不動産大手は、かつて怡和洋行(Jardine, Matheson and Company)、太古集団(Swire Group)といったイギリス資本が仕切っていた香港経済を97年の中国返還前には立場を逆転させ、香港経済を盛り上げた立役者たちです

「人が買わない時が買い時」をそのまま体現したことが4人を見て感じ取れます

また、「大物は大きく賭け、小物は小さく賭ける」これもその通りですね

大富豪にはなれずとも、何かヒントが得られたらいいなと感じました

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